鑑真和上足跡訪学・中国の知人が和上出発地の写真を送ってくださいました

鑑真和上をめぐる日中の芸能交流に関連して、3月末に京都国立博物館「特別展 鑑真和上と戒律のあゆみ」を拝見し、奈良に鑑真和上の足跡を訪ね、その時の写真を中国の友人に送りました。今度はその友人が、和上が日本に渡る出発地になった江蘇省張家港の黄泗浦を訪れ、写真を送ってくださいました。



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江蘇省張家港の「鑑真東渡記念館」

近年、黄泗浦で発見された唐代の寺院遺構は、唐招提寺のそれと配置がとても似ているそうです。




「古黄泗浦-この地は鑑真和上が第六次渡航の出発地点。この亭は1963年に鑑真和上入滅後1200年を記念し、建立された。」


鑑真和上は、帰国する遣唐使船の第2船に乗り、6度目にしてようやく日本に渡りましたが、その時第1船に乗った阿倍仲麻呂は南へ流され、唐に戻ることはできたものの日本に帰国することは叶いませんでした。


鑑真和上は1268年前、写真の奥に見える橋のところから日本に向けて出発したということです。

コロナ禍は続いていますが、今後も芸能による草の根の国際交流を続けていきたいと思います!

奥津健太郎・健一郎

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