2021鑑真和上足跡訪学(3/28 その2 奈良坂 春日大社 采女神社)

鑑真和上の足跡訪学で来た奈良ですが、やはり大和猿楽発祥の地、能楽関係の名所旧跡に次々出会うことができました。少しだけですがご紹介します。


写真をクリックしていただくと拡大できます。


東大寺から北に向かうとすぐ佐保川を渉ります。「佐保山」という能がありますが、佐保山のすぐ横を流れています。

京都から奈良に通じる道で、奈良への入り口であった奈良坂。能「百万」などにも謡われます!


しばらく行くと、この地ならではの旧跡、古刹があり、三体の翁が登場する翁舞を伝える奈良豆比古神社がありました。

境内には樹齢1,000年以上、神社の歴史からすると1,300年以上という巨大な楠の御神木がありました。御社の表からは全く伺えない場所で、しかも坂の途中に生えていて、異界との境にあるという説明に思わず頷きました。


多くの能・狂言にも描かれる春日大社

春日若宮御祭の祭場となる御旅所。この場所で、能楽(猿楽)、田楽、細男、舞楽などの芸能が奉納されます。ぜひ拝見したい!

御旅所のすぐ近くには影向の松!今は切株となっていますが、能舞台の松はこの松を描くとされています。


帰り道には猿沢の池。能に「采女」がありますが、池に身を投げた采女を祀る采女神社がほとりにあります。


今日の鑑真和上に関わる訪学はこちら


翌日の訪学はこちら

奥津健太郎・健一郎

能楽和泉流狂言方の奥津健太郎と奥津健一郎の活動をご紹介する公式サイト

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